この貴重で限りある水を頼りに私たち人間は野菜や果物を育てて食べ、食べ終えた食器を洗い、衣類を洗濯し、トイレで流し、シャワーやお風呂で使い、常に水の恩恵を受けて暮らしています。
このように水なしでは暮らが成り立たないのは我々の日常生活だけではありません。私たちの胎内にある様々な臓器、筋肉、細胞などは半分以上が水分で構成されており、人は水なしでは生きていけない存在です。
人体における水の割合(体水分率)は年齢によって変わりますが、成人の場合は60~65%。子供は約70%、新生児は80%、そして羊水の中にいる胎児となると90%にもなるので、水はまさに人、生命そのものだとも言えます。ちなみにクラゲは95%が水分なので私たちがこの世に生まれてくる前の胎児期は限りなくクラゲに近い体水分率を保有していることになります。